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空調を上手に使う事で省エネと節電に効果大!今から実践できる省エネ対策!

2020.12.04 空調機器活用ノウハウ

空調を上手に使う事で省エネと節電に効果大!今から実践できる省エネ対策!

業務用エアコンを何気なく使っていて多額の電気代に驚いたという経験がある方は少なくないのではないでしょうか。

家庭用エアコンと異なり、業務用に用いられる空調設備は、出力が大きい分、消費電力も多くなるため、普通に使っているとどうしても電気代がかさんでしまうのです。

そのため、電気代を抑えるためには省エネ対策が必須となりますので、以下で詳しく見ていくことにしましょう。

◎空調を動かすにはたくさんの電力が必要

空調を動かすにはたくさんの電力が必要

はじめに、空調を動かすために、いったいどれくらいの電力が必要になるのかについて説明します。

動作状況によって消費電力は異なる

まず、同じ空調であっても、動作状況によって消費電力は上下するという点を理解しておかなければなりません。

例えば、4馬力の4方向天井型カセット形の場合、通常の冷房運転をしている場合の消費電力は2.8キロワット程度であるのに対し、暖房運転の場合には2.5キロワット程度となっており、単純計算で1割くらい差があることが分かります。

これはあくまでも1時間当たりの消費電力ですので、毎日10時間稼働させればその10倍、さらにそれが月に20日間続くと200倍の電力が必要になってくるのです。

いかに、業務用の空調が多くの電力を消費するかがお分かりいただけるのではないでしょうか。

動作状況以外にも消費電力を左右する要素がある

空調の消費電力を左右する要素は、動作状況だけではありません。当然ながら、使用する空調設備の省エネ性能によっても消費電力は変わってきますし、それ以外に室内外の気温差にも影響を受けます。

また、空調は起動してから設定温度に持っていくまでの間にもっとも電力を消費するため、設置する部屋が広かったり、冷暖房効率がよくないいびつな形状の部屋である場合には、

フル稼働する時間が長くなって多くの電力を使ってしまう可能性もあるのです。

◎空調を上手く使いこなすだけで大きな節電になる

空調を上手く使いこなすだけで大きな節電になる

このように、空調設備は非常に多くの電力を消費するものですが、逆にいうと、少し使い方を工夫するだけで大きな節電効果が得られます。

温度設定を変えてみる

まず、もっとも簡単にできる節電方法が、温度設定をこまめに変えるというやり方です。

室内の気温と設定温度の差が小さければ小さいほど、消費電力は少なくて済みますので、夏場であれば設定温度を高め、冬場であれば逆に低めにすればよいのです。

もっとも、それによって不快感が増しては意味がありませんので、温度設定は無理のない範囲で調節するようにするとよいでしょう。

例えば、夏場は26度、冬場は22度くらいにしておけば快適に過ごせて、かつ消費電力も抑えられます。

運転時間を減らす

空調の運転時間を減らしてみるというのも、効果的な節電方法です。空調の消費電力は起動時を除けば運転時間にほぼ比例しますので、運転時間が短ければその分、消費電力を減らせます。

室内に人がいるときに空調を切ってしまうのは現実的ではありませんので、例えば、仕事を定時に終えられるようになるべく業務を効率化したうえで、定時後は空調を切ってしまうといったやり方にするとよいでしょう。

こまめに清掃する

空調の吹き出し口などにほこりが溜まると、冷暖房効率が悪くなり、余計な電力消費につながります。そのため、少なくともシーズンに1回は空調の清掃を行うようにしましょう。

なお、家庭用のものと異なり、業務用の空調は素人が清掃すると危険ですので、なるべくプロの清掃業者に依頼して掃除をしてもらうのがおすすめです。

◎年間の光熱費が節約される

年間の光熱費が節約される

空調の消費電力や稼働時間を削減することは、年間の光熱費の節約につながります。光熱費を減らせれば、固定費の抑制につながりますので、その分、ビジネスの収益性を向上させやすくなるでしょう。

消費電力と電気代の関係

消費電力の節約がどの程度光熱費の節約効果があるのかを知るために、ここでは消費電力と電気代の関係性について触れておきます。

まず、毎月の空調の電気代は、電力契約において定められている単価に、1時間当たりの消費電力と当月中の稼働時間を乗じて算出されるという点を頭に入れておきましょう。

この計算式から分かるのは、消費電力と電気代は、原則として比例関係にあるということです。例えば、消費電力を5パーセント減らせれば、それに伴って電気代も同じ割合だけ安くできますので、節約効果は大きいといえます。

稼働時間と電気代の関係

また、消費電力だけでなく、空調の稼働時間も電気代と比例関係にあります。そのため、基本的には稼働時間を減らせばその分だけ電気代は安くなりますので、必要ないときはなるべく空調を切るようにするのがおすすめです。

ただし、空調の電力消費量は稼働時に最も多くなるため、頻繁にオンオフを繰り返すと、かえって電気代が高くなってしまうという点には注意しなければなりません。

◎空調設備の機能の見直しも重要

空調設備の機能の見直しも重要

消費電力を抑えるためには、使用する空調設備の機能を見直してみるというのも一つの方法です。

冷房機能と除湿機能

夏場に室内を快適に過ごせるようにするためには、冷房機能を使うしかないと思っている人は少なくないのではないでしょうか。

実は人々が不快感を覚えるかどうかは、気温以外に湿度も重要な要素となっているのです。そのため、室内の湿度が高い場合には、冷房機能ではなく除湿機能を使った方が効果的に室内の環境を整えられる可能性があります。

冷房機能と除湿機能を比べると、一般的には後者の方が消費電力が少なくなりますので、湿度が高い日は除湿機能を活用したほうが節電につながるという点を覚えておきましょう。

ただし、空調設備によっては、再熱除湿が採用されているものがあります。再熱除湿は冷房よりも消費電力が大きくなりがちなので、節電を考えると、なるべく使用頻度は抑えめにした方が賢明です。

自動運転にする

昨今の空調はなるべく消費電力が少なくて済むように自動で運転する機能が搭載されているものがほとんどです。

せっかくそのような自動運転機能があるにもかかわらず、手動で設定を変えてしまうと余計な電力を使うことになりかねませんので、なるべく自動運転を維持するようにするのも電力消費を抑えるポイントです。

◎省エネな空調設備を検討しよう

省エネな空調設備を検討しよう

かつての業務用エアコンと昨今の業務用エアコンを比べると、省エネ性能が大幅に向上しているということに気づきます。

例えば、エアコンが年間に消費する電力量を示す期間消費電力量は、2004年から2016年にかけて約11パーセント、1995年から2016年にかけては実に約45パーセントも減っているのです。

そのため、古いエアコンを使っていると、それだけで余計な電力を消費することになりかねません。もし、今ある空調設備が10年以上前のものである場合には、思い切って省エネ性能が向上した最新の設備への交換を検討してみるのも一案です。

もちろん、空調設備を入れ替えるにはそれなりにイニシャルコストが必要になりますが、それによって電気代が何割も安くなるのであれば、長い目で見た場合にコスト削減につながるはずです。

また、環境問題の深刻化に伴って、世界的に環境に配慮した企業経営が求められる風潮が強まっています。

省エネ性能の高い空調設備の導入は、環境に配慮した企業であるという姿勢を示すことにつながりますので、取引先などへのアピール材料としても使えるでしょう。

◎省エネ性能の高い空調を利用しよう

 

以上で見てきたように、業務用の空調は工夫次第で消費電力を削減することができ、それによって電気代の節約が可能になります。

少しでも省エネ性能が高い空調設備を導入すれば、その分だけ消費電力を抑えられますし、環境にやさしい会社であるというアピールにもつながりますので、電気代が高くて悩んでいる方は空調の交換を検討してみるとよいでしょう。

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