NEWS
施工現場での都市伝説 〜排気設備が無い空間〜
2020.10.16 社内情報
みなさまこんにちは。
オーソリティー空調に所属し、数多くのお客様からのご依頼に対応してきた熟練の職人のみなさま。
空調のプロの技で、どんな現場も柔軟に、かつスピーディーに施工をする姿はかっこいいものです。
そんなプロの方々でも、驚くような現場があるそうです。
そこで今回は、職人の間で語り継がれている「驚愕現場エピソード(その1)」をご紹介いたします!
▼空調職人についてはこちら
◎驚愕!排気設備がなかったビル
①その施工依頼内容、空調だけで大丈夫?
職人がとあるビル内のオフィスで、個室の増設に伴う空調工事のご依頼を受けました。
ご依頼の内容は、「既存の空調機のダクトを分岐させ、個室に空調をつなげる」といった内容でした。
その後、実際に現場と図面を確認した時のこと。
部屋に入った瞬間、ふと「違和感」を感じたといいます。
いつもは感じることがない違和感に、念のため工事予定の箇所だけでなく空間全体を見渡しました。
そのとき、職人はあることに気づいてしまったのです。
あるはずの排気設備が・・・無い!
そうです。
このビルのフロアには、図面上ではそこにあるはずの「排気設備」がどこにも作られていなかったのです!
②気が付きにくい給排気設備
多くの建物には、室内の温度調整をするエアコンとは別に、室内の空気の圧力を調整する給排気設備があります。
ただ、そのビルには空気を取り入れる「給気」はあったものの、室内の空気を外に出す「排気」が備え付けられていませんでした。
古い建物や家屋であれば、その構造上ある隙間で対応できる場合もあります。
ですが気密性の高いビルなどでは、給排気の設備がない、もしくは給排気のバランスが取れていないことにより、ドアの開閉時に空気の圧力がかかってしまいます。
また、換気量が足りないことにより健康に影響を及ぼすこともあります。
▼給気と排気のバランスについてはこちら
③適切な換気量で快適に!
オフィスのその後は、排気設備も施工し、ビル内の空気圧は自然に調整ができるようになったようです。
長い時間をオフィスで過ごしていても、ビルの給排気がどうなっているかまでは換気量の基準を知り得ている空調職人でない限り、気が付くことはなかなか難しいものです。
みなさまも、ご自分が何気なく過ごしている空間のドア開閉時に「重さや、開け閉めのしにくさ」を感じたら、それは空気の圧力のせいかも知れません。
信じるか信じないかは、あなた次第です!
▼あわせて読みたい
換気設備の設置から、最適な空気をつくる最新設備の施工プランご提案まで、空調のトータルコーディネートができるオーソリティー空調にお任せください。