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エアコンによる乾燥の原因とその対策方法を解説!

2019.11.29 空調機器活用ノウハウ

エアコンを使用すると乾燥する原因と、乾燥を防ぐ対策方法について解説します。

寒い時期に欠かせない暖房器具がエアコンです。

素早く部屋を暖めるメリットがある一方、室内が乾燥しやすいデメリットもあります。

 

今回はエアコンを使用すると乾燥する原因と、乾燥を防ぐ対策方法について解説いたします。

 

◎エアコンを使うと乾燥する理由

エアコンを使うと部屋が乾燥する原因には「湿度」「エアコン自体の性質」に原因があると言えます。まず、冬の乾燥と切り離せない湿度には、「相対湿度」「絶対湿度」の2種類があります。

 

相対湿度とは空気が含む事が出来る最大の水蒸気量に対して、実際の水蒸気量の割合がどれくらいかを示す数値です。絶対湿度はその空気に含まれている水蒸気の量を表しています。

 

また、空気中に含まれる水分量の事を飽和水蒸気量と言い、これも大きく関係しているのです。飽和水蒸気量は気温が高くなればなるほど多くなり、逆に気温が低くなると減ります。

 

エアコンをつけると部屋の中の空気の温度が上がるため、気温が高くなれば空気中の水分量も増えると思いきや、エアコンの性質上、水蒸気の量が増える事はありません。

 

絶対湿度が変わらないにもかかわらず、温度が上がるため空気の含める最大水蒸気量は上昇していきます。その結果、相対湿度がどんどん下がっていき、部屋が乾燥状態になってしまうのです。

 

ちなみに、冬の防寒対策として、エアコン以外にも石油ストーブやガスファンヒーターなどが使われていますが、エアコンのように部屋の乾燥が気になる事はありません。

 

これは、ストーブやファンヒーターが稼働する際に使用する石油やガスの燃料は燃焼すると二酸化炭素と同時に水蒸気も発生させているからです。

 

そのため、温度の上昇とともに加湿も行われ、場合によっては乾燥対策より逆に湿気対策が必要になる事もあります。それに対して、エアコンは暖かい空気を送り出すだけなので、空気中に水分を補給させる事はできないのです。

 

その他にも、エアコンが部屋の空気を乾燥させやすいのは、エアコン内部の結露も関係しています。

 

そもそもエアコンは室内機と室外機、さらにこの2つを繋げる太いパイプで構成されており、まずは部屋の中の空気を室内機に取り入れ、冷媒によって温めるか冷やすかして再度部屋に空気を戻しています。

 

この工程の中、飽和水蒸気量を超えた空気中の水分が結露となって、ホースから室外へ排出されるのです。つまり、元々水分を含んでいた空気は外へ流れていき、代わりに水分を含まない乾燥した空気が部屋に運ばれてくる訳です。

 

なお、これにより冷房を使う際にも部屋の空気は乾燥すると考えられますが、夏は湿度が高いので部屋の乾燥が気になる事はほとんどありません。

 

◎手軽に出来るエアコンの乾燥対策

部屋が乾燥すると、健康面で様々なリスクを負う可能性があります。

 

例えば、目が乾きやすくなったり、喉が痛くなったりします。また、乾燥状態を好むウイルスが空気中に飛散し、風邪や感染症などにかかりやすくもなります。

 

これらのリスクを避けるためにも、エアコンを使う際は同時に乾燥対策も行う必要があるでしょう。乾燥対策は実に単純で、エアコンで部屋の温度を暖める時には同時に湿度も上げる工夫をすれば良いのです。

 

簡単に部屋を加湿させる方法として、まず洗濯物を部屋干しすることが挙げられます。洗濯物には水分がたっぷり含まれているので、部屋の湿度を上げるのに最適です。

 

さらに、エアコンのそばで干していると、あっという間に洗濯物も乾くので、気温が低く寒い時期では外で干すよりも効率的です。

 

もし、部屋干しの臭いが気になる場合は、太陽の光が当たる窓際に干すといいでしょう。太陽光には殺菌作用があるため、嫌な臭い菌の発生を防ぐことができます。

 

そして、入浴した後に部屋と繋がるドアを開けておくことも有効的な加湿方法です。カラカラに乾いた部屋に大量の湯気が入り込み、一気に部屋の湿度が上がります。

 

ただし、湿度が高過ぎると電化製品の故障やカビ発生の原因にもなりかねません。そのため、いつまでも開けっ放しの状態にするのではなく、時間を決めておく必要があります。その他に、料理を作る事も乾燥対策に繋がります。

 

特に煮物料理は長時間沸騰させる状態が続くため、乾燥した部屋を十分に加湿させる効果があります。ちなみに、加湿対策で料理をする際は、換気扇を使わないようにするのがポイントです。

 

換気扇を回してしまうとせっかくの水分も外へ出してしまう事になるので注意しましょう。部屋のインテリアのために何気なく置いている観葉植物も、実は乾燥対策に使えます。

 

植物は葉の裏側から水分を放出しているので、何もしなくても加湿器のような役割を果たしてくれているのです。なお、葉の面積が広いほど水分の放出量も多くなります。

 

観葉植物を育てる際は霧吹きで水やりを行うことが多いですが、それも部屋に適度な湿気を与える作業です。また、コップやボウルに水を入れて置いておくだけでも、加湿効果が期待できます。

 

一見何も変化が無いように思われますが、水が蒸発する時に空気にその水分を含んでいくのです。水でももちろん効果はありますが、容器の中身を沸騰させたお湯にすると、湯気が上がって即効性があります。

 

◎加湿器で乾燥対策

紹介したように普段の生活の中で気軽に出来る乾燥対策は少なくありませんが、やはり加湿器を持っておくと便利でしょう。加湿器を上手に使うと、常に部屋を適度な湿度で保つ事ができます。

 

加湿器には「スチーム式」「気化式」「ハイブリット式」「超音波式」の4タイプがあります。この中で、エアコンと相性が良いのが気化式です。

 

気化式を使うメリットとして、過加湿にならないことが挙げられます。例えば、スチーム式のように水を加熱して、たっぷりの湯気によって部屋を加湿していくタイプは結露やカビ発生の問題が出てきます。

 

一方、気化式の場合は水分を常温で蒸発させていき、部屋の湿度が上がると蒸発量も減っていくので、過加湿になる事が避けられるのです。

 

また、ランニングコストが安く済ませられるのも魅力の一つと言えます。なお、加湿器を使う場合、どこに置いても良いという訳ではありません。

 

気化式の加湿器は湿度が低いほど効果を発揮しやすいという特徴があり、最も適した場所はエアコンの風が直接当たる場所になります。

 

さらに、加湿器を稼働させていると、その気流でエアコンの風を他の場所へ運ぶこともできます。エアコンからの風を一ヶ所に集中させず分散させることで部屋の温度も均一に保ちやすくなり、光熱費削減にも繋がるのです。

 

◎エアコンは便利な暖房器具で間違いなし

エアコンは使い勝手が良く、メリットが多い暖房器具です。しかし、何の対策もせずに使用すると部屋がカラカラに乾いた状態になり健康面でのリスクがあります。

 

ほんの少しの工夫や自分が続けやすい方法で乾燥対策をして、快適に冬を過ごしましょう。

 

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