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夏場はエアコンの使い方次第で電気代が節約できるって知ってましたか?

2022.07.08 空調機器活用ノウハウ

夏場はエアコンの使い方次第で電気代が節約できるって知ってましたか?

夏はエアコンの稼働時間が長くなるシーズンで、企業でも一般家庭でもエアコンの使用による電気代が高くなりやすい季節です。

この記事ではエアコンの電気代を抑える方法や賢いエアコンの使用方法について解説していきます。

夏場の電気代はなぜ上がるのか

夏場の電気代はなぜ上がるのか

夏場は春や秋よりもエアコンを稼動させる時間が長いため、電気代が上がります。
電気代を抑えるためには、エアコンの稼働時間とともに外気温と室温の差も考える必要があります。
 

外気温と設定したい室温との温度差

例えば外気温が35℃で、室温を25℃にしたい場合、外気温とエアコンの設定温度の差は10℃です。

外気温と設定温度に差があればあるほど、エアコンが電力を消費して室内を冷やそうと稼働する時間(設定温度に達するまでの時間)が長くなり、電気代が上がります。

ちなみに冬よりも夏の方が電気代が高いイメージがありますが、外気温と設定温度の差は夏よりも冬の方が大きくなり、また冬は日照時間が短いです。

よって、照明をつける時間や寒さを感じる時間が長くなり、エアコンの稼働時間も長くなることから夏よりも冬の方が電気代は高くなりやすいです。

参考サイト:適切なエアコンの設定温度とは?室温と勘違いしている人もいる?
 

エアコンは稼働開始直後に最大電力がかかる

エアコンは電源を入れた直後に最も電力を消費します。

稼動開始時に室温を感知し、設定温度との差に合わせて出力を調整しています。そのため、室温とエアコンの設定温度に最も差があるつけ始めに電力を最も消費することになります。

言い換えれば、室内が涼しくなった際にエアコンを切り、また暑くなったらつけるというのは、電気代の節約を考えた際には逆効果となりますので注意が必要です。

エアコンの電気代を抑える方法

エアコンの電気代を抑える方法

エアコンによる電気代を抑えるためには、消費電力を抑えることが不可欠です。ここでは、具体的な電気代の節約方法についてご紹介していきます。
 

エアコンの自動運転

エアコンの風量設定には「自動」があります。自動運転は設定温度に達するまでは強風で、設定温度に到達したあとは弱風で室温をキープします。

エアコンは設定温度と室温に差があるときに消費電力が大きくなるため、なるべく早く設定温度まで到達することが電気代節約のポイントになります。

自動運転は設定温度は短時間で到達するだけでなく、その後は自動的に風量を弱めてくれるので、電気代節約の上では非常に効率がよいです。

電気代を節約しようとしてエアコンの稼働開始から弱風の設定にしてしまうと、設定温度までに到達するまで時間がかかってしまい、かえって電気代が高くなりやすいのでおすすめできません。
 

扇風機(サーキュレーター)の併用

エアコンと同時に扇風機やサーキュレーターを併用することで室内の空気がかき混ざり、空調効率が上がります。

結果として設定温度に早く達するのでエアコンの消費電力が抑えられます。

冷たい風は下にたまりやすく、足元は涼しいですが頭や天井付近は暑い状況になりやすいです。

そのため、扇風機やサーキュレータ―はなるべく上向きにするのがおすすめです。

そうすることで冷たい空気が上に行き、室内全体を効率よく冷やせます。

▼参考サイト:エアコンと併用は今や常識? 扇風機とサーキュレーターの違いとは
 

エアコンのフィルター清掃

エアコンのフィルターが汚れやほこりで目詰まりを起こしていると風量が落ち、効きが悪くなります。

効きが悪ければ、設定温度に達するまでの時間も長くなり消費電力も大きくなってしまいます。

また、汚れていると汚れを室内にまき散らすことになり、体調への悪影響も懸念されます。

フィルターを清掃することで吸い込む力が回復し、風量が十分に出るようになりますので、定期的に清掃することをおすすめします。

▼フィルター清掃の詳しい説明はこちら

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室外機周辺の風通し

冷房運転では室内機が室内の空気を吸い込み、その熱を外に逃がし、冷たくなった空気を再び室内に戻すというサイクルで室内を冷やしています。

熱は室外機を通して外に逃がしていますので、室外機周辺に物があると十分に熱を外に逃すことができません。

空調効率が悪くなり消費電力が大きくなるだけでなく、室外機に過度な負担がかかりエアコンそのもの性能が落ちやすくなってしまいます。

ですので、室外機周りに物をおいてある場合には、別の場所に移動するなどの対策が必要です。
 

エアコンクリーニングを業者へ依頼する

取り外し可能なフィルターは個人で清掃できても、エアコン内部までは清掃できません。

長年稼働させているエアコンは内部に多くの汚れが溜まっていることが多いです。

エアコンを業者にクリーニングしてもらうことで、異臭やカビなどの繁殖を抑え、クリーンな空気を出せるだけでなく、エアコンの稼働も正常にする効果が見込めます。

また、クリーニングを定期的に行うことでエアコンの故障を予防でき、長寿命化も期待できます。

エアコンを止めても簡単にできる暑さ対策

エアコンを止めても簡単にできる暑さ対策

エアコンの設定を調整する以外にも節電や暑さ対策の方法はあります。

熱中症が心配されるような猛暑日や真夏日はエアコンの使用をおすすめしますが、気温が25℃前後でエアコンなしでも過ごせるときに実施できる暑さ対策を紹介していきます。
 

窓を開けて熱気を外に逃す

外から帰ってきたときは、室内に熱気がこもって余計に暑く感じやすいです。

窓を開けて熱気を外に逃がすことで室内温度を下げられます。

窓を開ける際には対角線上にある窓を2か所とも開けることで空気の通り道ができ、効率的に熱気が逃がせます。
 

扇風機(サーキュレーター)を利用する

扇風機やサーキュレータ―を使い、室内に空気の動きができるとそれだけで体感温度は下がります。

エアコンの送風モードを使用するのもよいでしょう。

扇風機やサーキュレータ―は、室内の熱気を逃がす際にも役立ちますので、室内温度が外気温よりも高い場合には開けた窓に向けて設置すると効率的に熱気を外に逃がせます。
 

遮光カーテンに切り替える

室内は窓から差し込む日光によっても暖められます。

遮光カーテンで直射日光の侵入を防げば、室温の上昇をゆるやかにすることができます。
 

打ち水をする

打ち水で撒いた水は熱を吸収しながら蒸発していきます。

その結果、窓から入り込む空気の熱気を抑えることができます。

また、打ち水はベランダや玄関、庭であればすぐに実施しやすく、体感温度を下げることができるため効果を実感しやすいです。

また、室外機の周辺にも打ち水をすることで、室外機周辺の温度が下がり、エアコンの運転効率が上がります。

▼参考サイト:ベランダに打ち水しよう!打ち水の効果とおすすめの時間帯

まとめ

猛暑日が続くことも多い日本においては、家庭でもオフィスでもエアコンは生活必需品です。

オーソリティ空調では、空調・換気を含めた視点で環境をトータルサポートさせていただきます。

ぜひお気軽にお問い合わせください。

 


換気設備の設置から、最適な空気をつくる最新設備の施工プランご提案まで、空調のトータルコーディネートができるオーソリティー空調にお任せください。

 

 

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