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業務用エアコンが故障しやすくなる3つの原因を解説
2021.08.27 空調機器活用ノウハウ
飲食店やオフィスに欠かせない業務用エアコン。業務用エアコンの一般的な使用年数は、13〜15年だと言われています。
とはいえ、使い方次第では業務用エアコンも壊れやすくなってしまいます。
この記事では業務用エアコンが壊れやすくなる原因と、その対処法について解説しています。
目次
業務用エアコンが壊れる3つの原因を知っていますか?
使い方次第で業務用エアコンは壊れやすくなってしまいます。
壊れる原因にはさまざまなものがありますが、主なものについて3つ詳しく解説していきます。
壊れやすくなる3つの原因とは?
壊れやすくなる原因には主に「設定温度が正しくない」「掃除ができていない」「室外機の不具合」の3つが挙げられます。
①設定温度が正しくない
暑い夏場では、外から帰ってくると家の中でムシムシとしています。そのため少しでも早く部屋を冷やそうとして設定温度を18℃のような極端なものに設定しがちです。
機械が壊れる理由の根本には使い方の荒さがあります。
エアコンは設定温度に向かう際にフル稼働します。そのため設定温度が室温から遠いほどエアコンに負荷がかかるわけです。
極端な設定温度で、エアコンに必要以上に負荷がかかると壊れやすくなってしまいます。
②掃除ができていない
エアコンの掃除が不十分であることも、壊れやすくなる原因です。
エアコンのフィルターがホコリやゴミで目詰まりをしていると、エアコンの効きが悪くなります。
エアコンは室温を感知して風の強弱や熱交換を調整するので、エアコンの効きが悪くなればその分、フル稼働で運転する時間が長くなるわけです。
設定温度が正しくない場合と同様に、エアコンに過度な負担がかかることで壊れやすくなってしまうのです。
③室外機の不具合
外に置いて運転させる室外機は、基本的にはあまりメンテナンスのいらないものです。しかし、どうしてもホコリやゴミがたまってしまうことは負担になってしまうため、数年に1度は見てもらうのもいいかもしれません。
また、室外機は周辺に通気を妨げるものがあると、冷却効率が落ちて負荷が大きくなります。
室外機に負荷が大きくなることでエアコンが壊れやすくなるので、室外機に不具合が起きていないか定期的にチェックしてみてください。
壊れにくくするために、まずここから始めてみては?
エアコンへの負担を軽減し、壊れにくくするためにできることはいろいろあります。
まず、フィルターの掃除は業務用エアコンであっても自分でできます。
業務用エアコンであっても家庭用エアコンと同じように、フィルターは自分で取り外せます。
定期的に掃除機をかける、水洗いをするなどしてフィルターを清潔に保つことで、電気代を抑えることにもつながります。
数か月に一度はフィルター掃除を行うとよいでしょう。
設定温度も見直しましょう
エアコンは1℃設定が変わると10%ほど電力消費が変わると言われているからです。
消費電力を抑えることは、そのままエアコンの負担を減らすことになるので、夏や冬は設定温度を極端なものにしないように意識するとよいでしょう。
夏場は設定温度を1度上げる、冬場は1度下げるようにするのがおすすめです。
2年に1回はクリーニングを業者依頼しましょう
エアコンのフィルター掃除は知識がなくてもできる唯一のメンテナンス方法と呼んでもよいものです。
しかしエアコンの内部の汚れは、専門知識と技術がなければ綺麗にすることができません。
2年に1回はエアコンのクリーニングを業者に依頼して、徹底的に綺麗にしてもらうことをおすすめします。
エアコン内部の汚れはイヤなにおいの原因にもなりますので、特に気をつけたいところになるでしょう。
結果的にエアコンの効きがよくなって電気代の節約も期待できますので、定期的なクリーニングはぜひ依頼するようにしてください。
まとめ
エアコンを長持ちさせるためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
普段自分でできるフィルター掃除や設定温度の調整に加えて、業者によるクリーニングを行うことで、エアコンが壊れにくくなり、かつ、電気代も抑えられる場合があります。
まずは自分でできるところから、始めてみてはいかがでしょうか。
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