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業務用エアコンの入替え・買替え時期の目安は?業務用エアコンが快適に利用できる目安を解説

2023.11.11 空調機器導入ノウハウ

業務用エアコンの買い替え時期はいつ頃?

業務用エアコンはオフィスや店舗、施設など広い室内を空調するために導入されていますが、昨今では業務用エアコンを導入していないオフィスや店舗はほとんどないと言ってもいい程おおくの室内で利用されています。

人が多く行き交う施設や店舗などでは季節に関係なく、毎日業務用エアコンを稼働させていますが、急に故障してしまうと非常に困りますよね。

業務用エアコンに限らず、電化製品は使えば使うほど僅かではありますが性能が下がり、機器の部品や材料の劣化が進みます。

そのため長期間利用していたり、利用頻度が高くなると故障の可能性も高くなり、急に壊れてしまって動かなくなってしまうことも十分にありえます。

特に店舗やオフィスのように人が多く集まるような場所で急にエアコンが故障してしまうと、従業員やお客様へ快適な空間を提供できず、運営に大きな影響を与えてしまいます。

そうならないためにも、業務用エアコンなどの電化製品の買替や入替時期、交換はどの時期にしたらいいのか目安を知っておきたいものです。

この記事では、業務用エアコンの買い替えや入替・買い替え時期の目安業務用エアコンが快適に利用できる目安の期間を紹介します。

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▼業務用エアコンの設置前に準備したいことについては以下の記事で詳しく解説しています。

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業務用エアコンの入れ替え・買い替え時期の目安

業務用エアコンの入替・買い替え時期の目安とは

業務用エアコンにかぎらず電化製品などのモノに対して、故障するまで使える期間を寿命と呼ばれていることもしばしばありますが、

この寿命(故障)は突然やってくるもので、ある日急に電源が入らず動かなくなったり、動くけど快適に利用できるほどの性能を発揮しなかったりと故障の症状は様々です。

これらの故障の多くは経年劣化からくるものが多く、エアコン本体に原因があったり、それらを取り巻く材料や部品が原因だったりしますので、どの程度の期間使用すると故障しやすくなるのかは把握しておきたいものです。

以下からは業務用エアコンが快適に利用できる目安の期間や耐用年数について解説します。

業務用エアコンを快適に利用できる期間の目安

業務用エアコンを快適に利用できる期間は使用状況や設置した環境によって異なりますので一概には言えませんが、概ね10年〜15年を目処にエアコンの交換や入替が推奨されています。

これは「業務用エアコンが10年〜15年で故障する」ことを示唆していることではなく、あくまで業務用エアコンの買替え・入替をするタイミングを指しており、10年以上稼働している業務用エアコンは多くあります。

では、なぜ10年〜15年と言われているかというと、これは耐用年数が大きく関わってきます。耐用年数とは

耐用年数とは、固定資産を通常の用途用法に沿って使用した場合に、本来期待する役割を果たすとみなされる期間のことです。
引用元:耐用年数とは?減価償却資産の種類と各耐用年数について解説

上記のように、業務用エアコンを事業に使用すると固定資産として減価償却の対象になり、数年に分けて経費に計上することができます。また固定資産には『法廷耐用年数』が定められており、「備品・器具扱い」か「建物付属設備」なのかによって、この法定耐用年数は異なります。

▼耐用年数については以下記事で詳しく解説しています。

業務用エアコンを快適に使用できる期間は?耐用年数とその違いついても解説

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業務用エアコンの設置環境が多湿な場合

業務用エアコンは大規模な施設で用いることを想定していますが、一般的な業務用エアコンの場合では室内の設置環境を考慮されていない機種もありますので、設置環境の影響を受けて故障を招いてしまうこともあります。

そのため湿度の高い環境では、湿気の排出がしっかりとできるよう換気設備を整える必要があり、できるだけ湿気が直接エアコンに触れないよう考慮して設置することも重要です。

特に湿度はエアコンの寿命を低くしてしまう最大要因であり、金属を腐敗させるだけでなくカビなどの雑菌を繁殖させてしまうのです。

そのため水槽など水気の多い場所で用いると、どうしても寿命が短くなってしまうのです。

スーパーなどの飲食店には、ゆっくりと買い物をしてもらいたいという目的で飲食店を誘致し食事コーナーを併設しているところが多いです。

それ以外にも商社などの会社にも、社員の健康を考えて社員食堂を創設している企業もあります。社員や顧客に満足してもらうために必要なコーナーとはいえ、これもまた業務用エアコンの寿命に影響を与えてしまうのです。

食事をする場所というのは火を使うので、どうしても室内の温度が高くなってしまいます。

さらに料理を作る際に発生する水蒸気には、食材の水分だけでなく調理をするための油も含まれています。

この油がエアコン機器の内部に入ることで、フィルターだけでなく金属に付着をして固まることで通気口をふさいでしまうのです。これらの要因は、やはり業務用エアコンの寿命を短くしてしまいます。

室外機の設置が日の当たる場所においてしまっている場合

室内に設置されている機器だけでなく、室外機にも注意を払う必要があります。室外機は空気を取り込む機器なので、当然ですが室外に設置されます。

ただ室外に設置するということは、どうしても雨風だけでなく太陽から降り注ぐ紫外線の影響を受けてしまうのです。

雨風や紫外線は室外機の金属の劣化を進めてしまうため、室外機を日の当たる場所に設置せざるを得ない場合には寿命が短くなってしまいます。

業務用エアコンの買い替え時期

業務用エアコンの寿命は最高で15年が目安とされていますが、もし買い替え時期を考えるのであれば10年をめどに計画しておくことです。

実はエアコンに限らず、電気機器のメーカーの間では10年を契機に購入数が減っている古い機器の部品納入を止める期間にしているところが多くなります。

そのためエアコンの製造年数によっては、購入してから10年たってしまうと部品がないために修理ができないことが考えられるため業務用エアコンの買い替え時期になるのです。

 

業務用エアコンは10年以上使い続けることはできるのか

買い替え時期を過ぎても使い続けていいのか

最低でも10年が目途といっても、やはり業務エアコンを買い替えるにはある程度の予算が必要になるので躊躇してしまう場合もあります。

買い替え時期を過ぎても使い続けていいのかを把握するためには、いくつかのチェックポイントを踏まえたうえで考慮する必要があるのです。

空調が正しく機能しているか

空調というのは、エアコンを起動することで温度調節だけでなく空気の循環や湿度コントロールができていること意味します。

温度計と湿度計で調べよう

業務用エアコンのチェックポイントとして、起動した後の数分後において設定した温度と湿度になっているのかを確認します。

業務用エアコンには、季節に合わせて冷房と暖房そして湿度をコントロールする除湿があるのです。

休養日など人の出入りがない時に、メンテナンスとしてこれらの機能を使用します。

その際に温度計及び湿度計を持ち運び、起動してみて設定した温度や湿度の数値に近い状態になっていれば正常に使える証拠になるのです。

 

空気を室内に流すフィン

エアコンを起動することで冷却及び温めた空気は、内部のファンと呼ばれる部分を利用することで部屋に拡散させます。

ファンは起動するたびに動くので、どうしても経年劣化が早く進んでしまうのです。

さらに温冷の空気を浴びやすい場所にあるため、フィルターと同様にカビが繁殖をしやすい場所でもあります。

 

異臭や異音がしないかを確認する

空調ができていることを確認したら、次は機器から異臭や異音がしていないかを確認します。ここでの異臭というのは生活臭ではなく、カビ臭さです。

エアコンを起動した際にカビ臭いと感じた時には、フィルターとその奥の部分にカビが繁殖をしている場合があります。

そして異音は空気を排出するもしくは取り入れる部品に劣化が始まっているのと、電気設備の故障などが考えられます。

これらの問題がなければ使用を継続をしてもよいですが、どれか一つでも該当するのであれば即刻使用を中止する必要があります。

 

経年劣化や故障しやすい箇所は要チェック

経年劣化や故障しやすい箇所は要チェック

買い替え時期を過ぎてもすぐに買い替えができないのであれば、メンテナンスの際に経年劣化や故障しやすい箇所は要チェックすることが大事です。

 

カビやほこりを吸着するフィルター

経年劣化や故障しやすい箇所は要チェックとして、最も簡単なのはフィルターを確認することです。

業務用エアコンのカバーを外すと、網目状になっているエアフィルターが設置されています。

 

網目が破れていないかを確認

エアフィルターの役割は、室内の空気を取り込む際にカビやほこりを吸着することで、機器内部に侵入を防ぐだけでなく部屋に巻き散らかすのを防ぎます。

そのためカバーを外して、エアフィルターが破れていないかを確認します。エアフィルターが破れていると、カビやほこりを防ぐことができなくなるので要注意ポイントに挙げられるのです。

 

表面を見てほこりが詰まっていないかそしてカビが付着していないかを確認

破れていないかを確認したら、次に表面を見て「ほこりの有無」「カビの繁殖度合い」を調べます。ほこりが詰まってしまうと、空気を吸い込むのに余計な力がかかります。

そのままだと内部設備に負担がかかってしまい、電気使用量が増えるだけでなく故障原因になってしまうのです。次に表面を見て、黒ずんでいないかを確認をします。

空気中にはカビ菌が少なからず入っており、それがエアコンを起動した際の温度差によって発生する露によって繁殖をしてしまうのです。

カビを放置すると胞子が部屋を舞うことでアレルギー肺炎の原因になるだけでなく、フィルターを詰まらせてしまうのでこれも故障原因になってしまいます。

 

空気を室内に流すフィン

エアコンを起動することで冷却及び温めた空気は、内部のフィンと呼ばれる金属部分を利用することで部屋に拡散させます。

フィンは起動するたびに動くので、どうしても経年劣化が早く進んでしまうのです。

さらに温冷の空気を浴びやすい場所にあるため、フィルターと同様にカビが繁殖をしやすい場所でもあります。

 

修理と買い替えはどちらがいいか

修理と買い替えはどちらがいいか

業務用エアコンを修理と買い替えはどちらがいいか、判断する場合には保証期間と部品保管期間になっているのかを確認する必要がありますい。

 

保証期間を調べる

業務エアコンを購入する場合の、平均相場は出力によって違いますが10万円以上を見積もりをしておく必要があります。

そのため何度も購入する機会が少ないことから、企業では1年から3年間を目安に保証期間を設けています。

保証期間は購入した段階をスタート地点と考え、それから決められた日数の間に故障した場合にはメーカーの不備と考え無償で修理してもらえるのです。

保証期間が過ぎていても、フィルターの破損やカビの掃除そして配管の交換であれば安価で済むので良いです。

ただし保証期間を過ぎた後に、エアコンでも重要な部分が破損している場合には買い替えが大事です。

 

コンプレッサーの破損

エアコンをつけてみて設定した温度にならない場合には、温度をコントロールするコンプレッサーが経年劣化などで破損してます。

この場合は保証期間が過ぎていると、修理費用が平均相場で5万円以上かかってしまいます。そのため設定温度にならない場合には、修理よりも買い替えがおすすめです。

 

部品保管期間になっているのか

エアコンに限らず、すべての家電製品を修理する際に重要なのが部品保管期間です。これは年数がたって購入する機会が減ったことが分かった段階で、メーカーでは古い機器の部品納入をストップする仕組みになります。

その目安としては、何度も言うように製造販売してから10年が目安です。もし製造年数を見て10年以上がたっている場合には、部品がない場合があるのでメーカーに確認の連絡をする必要があります。

保証期間が過ぎてコンプレッサーなどの重要な部分が壊れている、そしてメーカーで部品がないことが分かった段階が修理ではなく買い替えのタイミングになります。

 

メンテナンスをすることで業務用エアコンの寿命を延ばす

業務用エアコンはスーパーなどの大きな施設で使う機器であり、室内を快適に過ごせる環境にするために必須です。

ただ買い替える場合には高額な交換費用が必要になるため、定期的に業者に委託してフィンやフィルター掃除をしてもらうと長持ちします。

その長持ちさせている間にも機器の寿命は来てしまうため、その間に予算計上して買い替えを計画することが大事です。

 

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