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業務用エアコンの節約術はここにあった!驚きの節約方法とは?
2021.09.10 空調機器活用ノウハウ
夏や冬を中心に大活躍する業務用エアコン。なくてはならない存在ではありますが、電気代が気になるのも事実です。
この記事では業務用エアコンの電気代を節約する方法を紹介しています。すぐに実践できるものばかりですので、ぜひ試してみてください。
目次
業務用エアコンの電気代どうして高くなるの?
電気代は消費電力が大きければ大きいほど高くなります。
言ってしまえば、業務用エアコンの電気代が高くなる理由は出力が大きいために他なりません。
広いオフィスや厨房のある飲食店を快適な温度に保つためには、その広さに応じただけの出力が必要です。
やはり業務用エアコンは広い空間や熱源のある場所に設置するものですので、必然的に電気代も高くなってしまいます。
これは決して業務用エアコンの燃費が悪いという意味ではありません。家庭用のエアコンであっても同じ使用環境の6畳用と10畳用なら、10畳用の方が電気代が高くなりやすいことと同じです。
簡単にできる節約の仕方
ここでは、すぐにできる節約の仕方を紹介していきます。
設定したい温度で冷房の場合+1℃、暖房の場合−1℃で設定する
真夏に外から帰ってきたときは、あまりの暑さでエアコンの設定温度を18℃のくらいの極端に低くしてしまいがちですが、これは消費電力の観点からおすすめできません。
なぜならエアコンは1℃設定が変わると10%ほど電力消費が変わると言われているためです。
エアコンは室温を設定温度に向かわせる際に多くの電力を消費します。
やはり室温と設定温度に差があればあるほどエアコンが頑張る必要があり、消費電力が高くなってしまいます。
空間の環境によって変動するため一概には言えませんが、環境省が定める適切な室温は、夏は28度、冬は20度です。
これを基準に、夏場は設定したい温度に1度プラス、冬場は1度マイナスになるように心がけるのがおすすめです。
エアコンのつけ始めの風量は「強」
エアコンの風量はつけ始めには風量を強くしておくのがおすすめです。
風量を多くして、なるべく早く設定温度に到達させることが節電になります。
「もったいないから」といって微風や弱風で涼しくなるまで長い時間我慢するのは、節電の観点でも逆効果というわけです。
風量をこまめに切り替えるのが面倒に感じる場合は風量を「自動」にしておくと設定温度になるまでは強風、設定温度に達したら自動的に微風や弱風に切り替わります。
状況に合わせてエアコン側で風量を調整してくれるため、消費電力のムダを抑えることができます。
エアコンはこまめに消したり点けたりすると逆効果に
さらに、こまめにエアコンを消すことは、むしろ消費電力を高めることになってしまうのでご注意ください。
部屋に帰ってきて暑いからエアコンをつける、部屋が冷えたので一度エアコンを消す、しばらくするとまた暑くなってきたので再度エアコンをつけるという流れはとても非効率です。
エアコンはスイッチを入れてから設定温度に達するまでに多く電力を使うため、暑くなる度に部屋を冷やすというのは電気代だけを考えるとNGです。
暑くなってから再度部屋を冷やすよりは、一度涼しくなった部屋の温度をキープする方が電力消費はずっと少なくて済むのです。
エアコンのフィルターを掃除する
エアコン本体に問題がなくても、フィルターがほこりで目詰まりしているだけで電気代は高くなります。
エアコンは電源を入れてから設定温度に達するまでに最も電力を使います。
フィルターが目詰まりしているとエアコンの効きが悪くなり、フルパワーで稼働する時間が長くなった結果、電気代が高くなるのです。
業務用エアコンであっても家庭用エアコンと同じように、フィルターは自分で取り外すことができます。
定期的に掃除機でホコリを吸い取る、水洗いをするなどしてフィルターを清潔に保つことが電気代を抑えるコツです。
数か月に一度の間隔でフィルター掃除を行うとよいでしょう。
それでも節約できない時は最新機種へ!
エアコンの風量や温度の設定、フィルターの掃除を行っても節約効果が実感できない場合は、エアコンの買い替えも検討してください。
エアコンの節電性能は年々進化しており、15年前の機種だと最新機種の倍ほどの消費電力があります。
言い換えると15年前の機種から最新機種に買い換えることで、エアコンの電気代が半分ほどになる計算です。
もちろん交換には費用がかかるため、交換時期はしっかりと見極める必要があります。
たとえば毎年のように修理をしているような状況であるなら、エアコンのオンシーズンになる前に業者に相談してみることをオススメします。
まとめ
業務用エアコンの電気代を節約する方法は意外とシンプルです。
今回ご紹介した方法をまずは実践してみてください。
その際に一点ご注意いただきたいのは、快適さを犠牲にしすぎないことです。
たとえば夏場の設定温度を環境省が定めた28℃、そこに前述した+1℃を加えた29℃に設定するとします。
外よりは涼しいでしょうが、やはり快適な環境とは言えない場合が多いです。
オフィスなら働く人の快適さ、飲食店ならお客様の快適さを重視することを前提に電気代の節約を試してみるのをオススメします。
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