業務エアコン取付工事の空調設備会社【株式会社オーソリティー空調】

AUTHORITY | since 2010

NEWS

業務用エアコンの移設・増設工事とは?移設や増設工事が必要なケースを解説

2023.05.12 空調機器活用ノウハウ

業務用エアコンの移設・増設工事とは?移設や増設工事が必要なケースを解説

今や建物に欠かせない空調設備ですが、空調効率の向上を目的にオフィスや店舗の業務用エアコンの場所を移動させたり、台数を増やす場合があります。
 
この記事では業務用エアコンの増設と移設を行う際のメリットや注意点に加え、増設や移設が必要になるケースについて解説していきます。
 
お問い合せ

業務用エアコンの増設と移設工事

業務用エアコンの増設と移設工事

業務用エアコンの台数を増やす増設と、設置箇所を移動させる移設では、必要な工事や作業内容が異なります。

以下からは、増設と移設の工事内容の違いについて解説します。

業務用エアコンの増設とは

業務用エアコンの増設とは、エアコンの効きが悪い、間仕切りをして部屋数が増えたなどの理由から、エアコンの台数を増やすことをいいます。

冷暖房能力に問題はないものの風がしっかりと行き届いていない場合には、エアコン本体ではなく、吹き出し口を増設をするといった方法もあります。

業務用エアコンの移設とは

業務用エアコンの移設とは、エアコンを現在の設置箇所から別の場所に移すことをいいます。

室内全体に風が行き届いていない場合は設置場所を変更したり、オフィスの移転に伴ってエアコンごと引っ越しさせたりすることがあります。

エアコンは室内機と室外機で1セットのため、オフィス移転の際には、室内機だけでなく、室外機も移動させる必要があります。

移転先での取付工事だけでなく、既存のエアコンの取り外しや運搬といった作業も必要になるため、本体費用はかからないものの、作業や工事にかかるコストは高くなります。

 

業務用エアコンの移設はデメリットが多い?

業務用エアコンの移設はデメリットが多い?

家庭用エアコンの場合、引っ越しに伴うエアコンの移設は一般的に行われています。

しかし、業務用エアコンの場合は、機器が大型で作業も複雑になるため、家庭用エアコンと比較すると費用は高くなります。

その他にも業務用エアコンの移設にはいくつか注意点がありますので、解説していきます。

業務用エアコンの移設は保証外

業務用エアコンの本体には保証期間が設けられています。

しかし、移設工事をおこなう場合は保証の対象外となるため、移設には一定のリスクがあります。

どうしても移設をしなくてはならない場合は、しっかりと実績があり信頼のおける専門業者を選ぶことが重要になります。
 
また移設には大きく分けて「既存エアコンの取り外し」「運搬」「移転先での取り付け」の3つ作業があります。

これらの作業を複数の業者に依頼すると、エアコンの不具合が発生した際に「取り外し方が悪かったのか」「運搬の際に故障したのか」「取り付け方が悪いのか」など原因を明確にすることができません。

業務用エアコンの移設をする際には、取り外しから取り付けに至るまでを一貫して依頼できる業者を選ぶようにしましょう。

業務用エアコンの移設と新設のコスト比較

移設を検討する理由としては、新しくエアコンを購入する費用を抑えたいということが挙げられます。

移設を行えばたしかにエアコンの本体費用はかかりませんが、移設には取り外し工事の費用と設置費用の他に、運搬費用もかかります。

また、エアコンの移設は保証外となることから、移設を前提とせずにまずは新設した場合のコストと比較することが重要となるでしょう。

新しいエアコンは古いエアコンよりも性能や節電能力に優れていますので、光熱費の面も含めて比較をすることをおすすめします。
 
エアコンの設置費用は室内機の数、出力(馬力)、必要な配管の長さなどで変動します。

設置費用の目安は、設置工事がシンプルな壁掛け型が比較的安価で、作業量が多く工事が複雑な天井埋め込み型は高価になる傾向があります。

設置費用には大きく幅があるため、あらかじめ現地調査を行ってもらい、かかる費用を明確にしておくことをおすすめします。

業務用エアコンはフロア内での移設であればコストを抑えられる

ビルのフロア内でオフィスの引っ越しをする場合には、運搬費用が抑えられ、室外機を移設せずに利用することができれば、新設よりも移設の方が費用を抑えられる場合があります。

フロア内ではなくオフィスの場所が大きく変わる場合には、移転先で現在のエアコンが設置できるのか確認が必要ですので、業者に現地調査依頼することをおすすめします。

業務用エアコンの設置工事には、基本的に現地調査が必要です。

現場の図面があれば見積書の作成は可能ですが、図面では確認できない場所が考慮されないため、見積もりの精度は低くなり、追加で費用が発生することがあります。

 

業務用エアコンの吹き出し口を増設する選択肢

業務用エアコンの吹き出し口を増設する選択肢

エアコンの出力には問題ないものの、床から天井まで仕切られている部屋が多く、風が行きわたらない場合には、吹き出し口の増設を行うことで解決できることがあります。

吹き出し口の増設が必要なケース

風が届かないスペースがある場合には、吹き出し口の増設が有効です。

吹き出し口の増設にあたっては、既存のエアコンから対象のスペースまで新たにダクトを伸ばし、天井の一部を開けて新たな吹き出し口を設置します。

風が届かないスペースのためにエアコンを新設するよりも、既存のエアコンの吹き出し口を増やす方が費用を大きく抑えられます。

吹き出し口を増設するメリット

吹き出し口を増設することで、エアコンの風がしっかりと循環し、それぞれの部屋に効率よく風が行きわたるため、不必要にエアコンの風量を強くしたり設定温度の調節をしたりする必要がなくなります。

空調効率が向上することで室内温度を一定に保つことができるようになり、光熱費の節約にもつながるでしょう。

また、エアコン本体を新設するわけではないので、本体費用はもちろんかかりません。

工事費用も取り付けや移設よりは安価に抑えられます。

 

業務用エアコンの増設が必要なケース

業務用エアコンの増設が必要なケース

部屋の拡張や間取りの変更によって、現在利用している業務用エアコンの出力ではまかないきれなくなった場合、エアコンの増設がおすすめです。

オフィスや店舗内の間取りの変更

店舗やオフィスの拡張で使用するスペースが広くなる場合、既存のエアコンでは出力が足りず十分に空気調和することができなくなることがあるでしょう。

エアコンの出力が部屋の広さに対して低ければ、いくら吹き出し口を増やしても効果は期待できません。

使用するスペースが広くなる場合には、エアコンの増設を検討してみましょう。

従業員やお客様から空調についてお申し出があった

エアコンの出力不足によってオフィスが寒い・暑いといった状況は、従業員が働く上で望ましくありません。

また、店舗の場合はお客様に不快な思いをさせてしまうことにもなりかねません。

そのため、エアコンの増設や移設は、快適な空間を作る上で有効的です。

 

業務用エアコン・吹き出し口の新設・増設は空調専門業者へ

 
業務用エアコンの移設・増設、吹き出し口の増設は実績のある空調業者に依頼することがおすすめです。

空調業者選びの際は、工事費用だけでなくアフターフォローの有無もポイントになります。

エアコンは長期間にわたって使用しますので、設置するだけでなく、その後のメンテナンスも重要です。

オーソリティー空調では、工事だけではなく、その後のアフターサービスまでしっかりとサポートさせていただきますので、工事をご検討の方はぜひお気軽にお問い合わせください。

 


換気設備の設置から、最適な空気をつくる最新設備の施工プランご提案まで、空調のトータルコーディネートができるオーソリティー空調にお任せください。

 

 

▼あわせて読みたい

エアコン冷媒ガスの役割と設置・撤去作業について

こんにちは!コナカです。 子供の頃、暑い日に家の冷蔵庫の扉を開けて涼んだ経験はありませんか? ※良い子はマネしないようにしてくださいね!   実は冷蔵庫もエアコンの冷房と似た構造で庫内を冷や…

エアコンの買い替えは何月が一番安い?時期を見極めてお得に買おう

電気製品には製造終了から一定期間修理用部品の保持期間が定められています。 エアコンの場合は9年間となっていますが、実際の運用上は10年保持が大半です。 そのため、修理用部品の保持期間が過ぎ、部品在庫が…

業務用エアコンの暖房の効きが悪いときにチェックしておきたいこと

「暖房をつけてもなかなか暖かい風が出てこない」、「室内が暖まるまでに時間がかかる」といったことありませんか? エアコンの効きが悪い場合、故障とは限らず簡単なメンテナンスで正常に作業することがあります。…

設備・工場用エアコンとは?性能や空調の種類について解説

工場などの広い空間に特化したエアコンは、一般的な業務用エアコンとは特性や性能が異なります。   この記事では、設備・工場用エアコンと業務用エアコンの違い、工場用エアコンの特徴、さまざまな現場…