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空調工事に使う材料を知りたい!【アンカー編】
2020.07.17 社内情報
みなさまこんにちは!
現場でインパクトドライバに一目惚れしたコナカです。
前回はオーソリティー空調の倉庫で、パワフルな工具「ハンマードリル」に出会いました!
今回は、そのハンマードリルで下穴を開けた躯体に、機器などを固定するためのアイテムについて、オーソリティー空調のプリンスこと「ひーさん」に教えてもらいます!
新たな工具との出会いに、ワクワクです!
◎アンカー
ひーさん「ハンマードリルで下穴をあけたコンクリートに、アンカーを打ち込みます。」
コナカ「え? アンカー…ですか?」
皆さんは、アンカーと聞いて最初に何を想像しましたか?
私がまず頭に思い浮かべたのは
・リレーの最終走者
・船舶のいかり
うーん。
いずれも、全くこの状況に結び付きません!
RC(鉄筋コンクリート)用のショートアンカーだよ、と見せていただいたのがこちら。
このかわいいのがアンカー!?
ひーさん「アンカーは、打ち込むと中の部品が奥に押し込まれることで拡張部が開きます!」
コナカ「開いて、コンクリートの躯体深部で食い込むのですね!?すごい!」
実はこのアンカー。躯体にさまざまな機器を固定するため、重要アイテムだというのです!
打ち込んだ後のアンカーの形状は、まるでタコさんウィンナーのように足が広がるそうです。
今回は特別に、拡張部が開いた状態のアンカーを見せていただくことができました!
ただのボルトかと思いきや、こんな仕掛けがあったとは驚きです!
こんなに小さいにもかかわらず、壁の中で足を引っ掛け、重い機器を全て支えているとのこと。
健気ですねー!
一気に愛おしく思えてきました!
◎アンカーの種類と使用例
写真の5種類はそれぞれ様々な形状をしていますが、全てアンカーです!
室内設置時に多用するボードアンカーや、コンクリートのRC、ALC用のアンカーなど、躯体の材質や使い方などにより、使用するアンカーが異なります。
他にも、接着剤で固定をするケミカルアンカー、振動に強いQCアンカーなど、アンカーの種類はまだまだ数えきれないほどにあるようです!
膨大な種類の中から最適なアンカーを一つ選ぶということだけでも、知識と経験が必要なことだというのが分かりました!
次に、実際のアンカー使用例をご紹介します!
ハンマードリルで開けられた下穴にアンカーを打ち込むのですが、一度打ち込まれたらもう外れません!
どんなものでも支えきる、なんとも頼もしい姿!
ただ埋まっているだけに見える小さなアンカーですが、実は壁の中でひたむきに何十年と踏ん張っているのです!
最初にアンカーと聞いて思い付いた「リレーの最終走者」「船舶のいかり」と工具のアンカーは、繋ぐ要だという点では共通していますね!
◎アンカー + 全ネジ
エアコンなど空調機器を天井から吊るす際にアンカーに入れて使われるのが、長い棒が全部ネジになっている全ネジです。
そして、金太郎飴のように長い全ネジを最適な長さに切るのが全ネジカッターです!
…覚えやすいネーミングですね(^▽^;)
ながーい全ネジを挟んで
スパッとカットします。
そもそもこんなに長いネジがあるとは、驚きです!
私がネジと聞いてイメージをするのは、せいぜい2~3cmほどの短いものでした。
実際に天井のアンカーに全ネジを繋げて空調機器を吊るすとこんな感じになります!
今まで天井の中がどうなっているかイメージすることはありませんでしたが、空調機器を吊るしているのは、長いネジだったのですね!
これからは天井の空調機器を見るたびに、アンカーと全ネジが頑張っているのが想像できますね!
見えないところでも支え続ける。…健気です!
普段の生活ではなかなか見ることが無いアンカーの存在が、とても愛おしくなってきました!
◎最後に
空調工事に使う工具や材料は見るもの全てが新鮮で楽しくて、実際に触って体験してみたくなります!
もう職人への憧れが止まりません!
愛しのアンカーを打てる日は、いつ訪れるのでしょうか!?
いつでも現場に出られるように、イメージトレーニングをしておかないとですね!
※イメージです。
まだ職人の認識に間違いがあるようです…!(;´∀`)
勉強を継続します!
次回、冷媒用銅管に続きます!
オーソリティー空調では、仕事も遊びも本気で楽しめる仲間を募集しています。