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飲食店に高機能換気設備を導入した場合の効果は
2021.03.12 空調機器導入ノウハウ
飲食店において衛生的な面でも営業的な面でも、換気の重要性は無視できません。その中で、飲食店でも高機能換気設備を導入するケースが増えてきました。
しかし、一定の設備投資を伴う以上、高機能換気設備導入によりどの程度のメリットが生まれるのか、なかなか疑問も尽きないことと思います。ここではそうした方々のために、その効果や従来機能との違いについて紹介していきます。
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飲食店に高機能換気設備を導入した場合の効果は
飲食店において衛生的な面でも営業的な面でも、換気の重要性は無視できません。その中で、飲食店でも高機能換気設備を導入するケースが増えてきました。 しかし、一定の設備投資を伴う以上、高機能換気設備導入によ…
目次
◎飲食店という環境を考えよう
飲食店は不特定多数の多くの人々が行き交う場所です。そして、厨房があるため調理に伴うにおいが常時充満しやすい場所となります。食品を扱う以上、やはり店内の空気は清潔に保つに越したことはありません。
また、食材の強いにおいや、生ごみのにおいなどが店内に停滞していると、入店したお客様が不快な印象を持ち、そのまま足が遠のいてしまう可能性があります。
さらに、現在では新型コロナ感染症対策として、人の密集や長時間の大声での会話は避けるようさかんに呼びかけられています。
飲食店とは不特定の人々が集まって、適度に会話をしながら食事を行う所ですから、その呼びかけ通りに従うなら「飲食店はあまり行かない方がいい」という判断に至っても仕方がありません。
今、営業する前提で飲食店ができることといえば、店内はコロナウィルス感染リスクの低い空間であるということを、少しでもお客様に実感してもらうことでしょう。
お客様に安心してもうらためには、その店がどんな間取りであろうと常に新鮮な空気が循環している状況を作り出すことが理想です。ところが、特に都内の飲食店は、地下に位置していたり、店内面積が極端に狭かったりするため空気が循環しにくい環境が多くなっております。
地下では空気入れ替えのために開ける窓さえない物件も多く、テナントが密集した雑居ビルでは、迷宮のように奥まった場所に店を構えているケースもあります。
◎高機能換気設備は飲食店に適しているか
上述したように、飲食店は人の出入りも多く、構造的にも空気が循環しにくい環境にありますので、高機能換気設備は飲食店にとって効果が期待できる設備となることでしょう。
新型コロナウィルス感染のニュースで、とある飲食店でクラスターが発生したという報道をしばしば見かけますが、換気機能を整備していない状況でこうしたクラスターの発生源となってしまえば、店舗への信頼が大きく崩れて営業的にも大打撃を受けてしまうことでしょう。
また、立地上換気しやすい環境に入居している飲食店についても、冬や夏の時期にする窓を使用しての換気は、あまりに外気の影響が大きすぎて、店内にいるお客様が非常に居心地が悪い思いをしてしまう可能性があります。
立地によっては騒音や空気汚染の影響を受けることもあるでしょう。そうした点を考慮しても高機能換気設備は、窓を開ける必要もないので、室温の変化や騒音に影響されず快適に空気循環を続けることができるのです。
◎高機能換気設備が与える効果とは
高機能換気設備のメリットは以下のような点があります。
確かな空気循環
高機能換気設備を設置することで、現在窓を開けて自然換気を行っている店舗に関しては、機械による強制的な給気と排気になるため、効率良く安定した換気を実現することができます。
いつでも一定レベルの換気が行われ、いつでも室内へ新鮮な空気が給気されます。また、給気と排気の量に差が生まれにくいため、室内結露や室内減圧によるドアが重くなる現象などが発生しにくくなります。
安心感
特に現在の新型コロナウイルスの状況下では、このような高機能換気設備があることでお客様が安心して来店しやすくなります。
目に見えない空気の状態可視化できるようにするため「高機能換気設備対応済」というステッカーなどを入口の目立つ所に張り付けておくとお客様も安心してお店を選ぶことが出来ます。
そうした貼付物は、自治体やメーカー、業者が設備の確認と同時に配布を行っているようなので、ぜひ利用してください。
快適な室内環境の提供
通常の換気では外の空気がそのまま室内に入り込み、せっかく空調した室内の空気は外に出て行ってしまい、室温がなかなか安定しません。高機能換気設備の技術では機械内で効率よく熱交換を行うため、換気による温度差を緩和することが出来、快適に新鮮な空気に入れ替えることが可能になります。
また、フィルターを通して換気するため、クリーンな空気が入ってくるためストレスもありません。
省エネでエコ
冷たい空気や暑い空気が換気の度に室内に入り込んでこないので、空調のエネルギーを使って室温を調整し直す必要はありません。
そのため、空調機に負担がかからず冷暖房コストの削減につながります。空調設備を無駄に使わないで済むということは、CO2排出量削減の効果があるので地球環境へも優しい店舗経営が可能となります。
◎飲食店だからこそ高機能換気設備が必要
高機能換気設備の導入で安心感を与えて来店機会を増やそう
カラオケ店などと並んで、飲食店は最も新型コロナウィルス感染リスクが高いと印象付けられている店舗形態の一つだと言えます。
特に会話が発生し、人々が長時間滞在すると見込まれる店舗、アルコール類をメインに提供する店舗であれば、尚更人々の不安感は大きいものになります。
裏を返すとその不安感さえ取り除くことができ「このお店は安心できる」と感じてもらえれば、きっとお客様はその飲食店に以前のように足を運んでくれるはずです。
高機能換気を利用して居心地が良い環境を作ろう
また、飲食店は料理の味はもちろんですが、その他にも「店の居心地の良さ」は何度もお店をリピートしてもらうには大切なポイントです。
ここで高機能換気設備により、過ごしやすい快適な室温や、人が多くても不快感のないさわやかな空気環境を提供できていれば、お客に「何となく居心地が良かったな」と実感してもらうための大きな一助となるでしょう。
長い目で見たコスト削減
まだまだ先行きの見えない状態は続きそうな気配です。そして、自治体によっては換気設備刷新に対する援助を行っているところもあるようです。
こうした機会を利用して大きな効果を発揮する換気設備を導入し、長期的な視野に立った経営を進めていくのが望ましいでしょう。
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