NEWS
業務用エアコンの取り付け工事で持っておきたい資格とは?
2021.10.15 空調機器導入ノウハウ
業務用エアコンの取り付けは、複雑な工事が発生するため、必ず専門業者に依頼することになります。
この記事では業務用エアコンの取り付けに関する資格や許可についてご紹介していきます。
目次
管工事とは
管工事とは、冷暖房設備や空調設備、上下水道設備、給排気ダクト、ガス管などの「配管工事」のことをいいます。
管工事は建築物には欠かせないため、業務用エアコンや換気、トイレ等の衛生設備などあらゆる建設現場で重要な工事です。
管工事業の建設業許可
建設業許可は、一定以上の規模の建設工事を行う際に必要な許可です。
建設業許可があれば税込で500万円以上となる工事※を請け負うことができます。
※建築一式工事については、木造住宅以外では1,500万円以上、木造住宅では延べ床面積が150平㎡以上
そのため、事業として管工事を行うのなら重要な許可と言えます。
会社が管工事業の建設業許可を取得するためには、
- ・経営業務の管理責任者がいる
- ・専任技術者が営業所に常勤している
- ・財産的基礎が安定している
- ・契約を誠実に履行する
- ・欠格要件に該当しない
以上の5つが条件です。
管工事業の一般建設業許可と特定建設業許可
建設業許可には一般建設業許可と特定建設業許可があります。
その区分は元請として受注した工事を一次下請けとなる協力店に出す場合の金額の制限によって分かれており、
特定建設業許可は発注者から直接工事を請け負った際、工事を下請け負いに出す代金が4,000万円(建築一式工事の場合は6,000万円)以上の場合に必要となる許可です。
仮に下請け負いとしてだけ営業する場合は、特定建設業許可は必要ありません。
一般建設業許可は、軽微な工事のみを請け負って営業する場合を除き、元請や下請け負いに関わらず取得する必要があります。
管工事施工管理技士
管工事施工管理技士は、国土交通省管轄の国家資格です。管工事そのものを行うのには資格は必要ありませんが、工事現場における施工や工程、安全を管理する業務には、管工事施工管理技士の資格が求められます。
前述した会社が管工事業の建設業許可を取得するためには、営業所ごとに「専任技術者」を常勤させていなければなりません。
その「専任技術者」になれるのが管工事施工管理技士の有資格者です。
つまり、管工事施工管理技士の資格があれば営業所に欠かせない存在となり、キャリアアップにも大きく貢献します。
管工事施工管理技士1級と2級の違い
管工事施工管理技士には1級と2級があり、
1級の保有者は特定建設業の専任技術者、一般建設業の主任技術者と監理技術者に、
2級の保有者は一般建設業の専任技術者、主任技術者になる資格を有しています。
管工事施工管理技士の有資格者であることに加え、一定の実務経験年数があれば専任技術者として認められます。
また、監理技術者とは、建築一式工事で総額6,000万円以上、それ以外で4,000万円以上の大規模な建設工事において、現場に配置する必要がある役割です。
主任技術者は監理技術者を必要としない、中小規模の工事現場にそれぞれ配置する必要があります。
フロンの取り扱い
業務用エアコンでは、温度を下げるのに必要な冷媒としてフロンガスが使われています。
業務用エアコンにかかせないフロンガスですが、実は温室効果がとても高く環境に良くありません。そのため、現在フロンガスの取扱は重要視されています。
平成26年より冷媒の点検や回収、充填作業を行う際に必要なフロン類取扱技術者という資格が新たにできました。
当社が保有する資格
オーソリティー空調では下記の許可・資格を取得しており、必要に応じた有資格者が作業を担当しております。
- ・特定建設業許可
- ・1級管工事施工管理技士
- ・2級管工事施工管理技士
▼他の保有資格についてはコチラ
https://authority-air.co.jp/company/
換気設備の設置から、最適な空気をつくる最新設備の施工プランご提案まで、空調のトータルコーディネートができるオーソリティー空調にお任せください。
▼あわせて読みたい