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業務用エアコンの清掃は?クリーニングのタイミングと業者の利用について
2020.12.18 空調機器活用ノウハウ
エアコンは定期的に清掃しないと、汚れた空気が流れてしまいます。家庭用エアコンの掃除は大掃除などのタイミングで年1回~2回ペースで行うのに対し、
飲食店や会社は家よりもたくさん人が集まる場所なので、年1回~2回では足りないでしょう。そこでここでは、業務用エアコンの掃除・クリーニングのタイミングや業者に依頼すべきかどうかなどについて解説します。
目次
◎業務用エアコンは汚れやすい?
業務用エアコンは家庭用エアコンと比べても汚れが溜まりやすいです。そもそも飲食店やオフィスなどだと家庭よりもエアコンが動いている時間が長いでしょう。
それに加えて人もたくさん集まることから、空気が汚れやすく、それに伴ってエアコンも汚れやすくなってしまいます。そのため、業務用エアコンは家庭用エアコンよりも頻繁に清掃・クリーニングを行う必要があります。
◎飲食店やオフィスなどによって年間のフィルター清掃回数が違う
家庭用エアコンと同じように、業務用エアコンも定期的なフィルター清掃などのメンテナンスに加えて、クリーニングも行う必要があるでしょう。
業種によって清掃やクリーニングの頻度は異なります。そこでこの段落では定期的にできる清掃の方法や清掃・クリーニングの頻度について解説します。
フロントパネル・フィルターの清掃方法は?
業務用エアコンは家庭用エアコンと比べてサイズが大きく、構造も複雑なので清掃方法も難しいと思っている人は少なくありません。
しかし、フロントパネルとフィルター程度ならそれほど難しくありません。まず留め具を外してフロントパネルを外します。
フロントパネルにもホコリが付着しており、これが固まってしまうと取れにくくなってしまうので雑巾で水拭きしましょう。
飲食店などは油汚れも付着しやすいことから、この場合は洗剤を使って拭くと良いでしょう。
次にフィルターを取り外します。そして、掃除機を使ってホコリを吸い取りましょう。ただし、フィルターの汚れが酷い場合は水洗い、油汚れもある場合は洗剤も使い、歯ブラシを使ってきれいに汚れを落としましょう。
この際にフィルターに傷を付けないように注意してください。あとはフィルター、フロントパネルを元に戻して清掃終了です。
◎業務用エアコンの清掃回数は2ヶ月に1回、クリーニングは2年に1回が目安
オフィスなど1日の稼働時間が10時間程度であり、空間内を頻繁に人が歩き回らない環境だと、ほこりもそれほど舞わず、空気の汚れも少なめです。
そのため、この場合は2ヶ月に1回ペースでフィルターの清掃を行うと良いでしょう。また、クリーニングに関しては2年~3年に1回頻度が目安です。
飲食店や人の出入りが多い場所は1ヶ月に1回が目安
飲食店や運動教室など人の出入りが多いかつ、人が動き回っているような場所はオフィスよりもホコリが舞いやすく、エアコンも汚れやすいです。
特に飲食店は衛生環境が悪いと営業に影響が出てしまうので、最低でも1ヶ月に1回、余裕があれば2週間に1回ペースで清掃をし、クリーニングは1年に1回ペースで行うと良いでしょう。
◎清掃しないと気分が悪くなることも
定期的な清掃やクリーニングを行うとどんな問題が起こるのでしょうか。万が一清掃をしなかった際のデメリットを見ていきましょう。
空気が臭くなる
除湿や冷房機能を使う際、エアコンは室内の湿気やホコリを吸収します。そこでホコリに含まれている菌が水分によって繁殖してしまうと、エアコン内にカビが発生します。
そして室内にカビなどを含んだ空気が流れてしまうことで、嫌な臭いの空気が流れてしまいます。
場合によっては健康被害も
人によってはカビなどに対してアレルギーを持っていることもあります。そこでアレルギー体質の人が汚れた空気を吸うことでアトピー性皮膚炎などのアレルギー症状が出ることもあります。
また、アレルギーを持っていない人でも汚れた空気にさらされることで気管支喘息などを引き起こす可能性も高くなります。
電気代が高くなる
フィルターが詰まっているなどすると、空気が流れにくくなります。そして室温を調整するのにエアコンはより強い出力で動こうとするため、電気の消費量があり、それに伴って電気代も高くなってしまいます。
家庭用エアコンの電気代なら汚れが原因で電気代が上がっても気づかない程度であるケースも少なくありません。
しかし、業務用エアコンはただでさえ広い場所で使うものなので、必要な電力も大きいですが、フィルターの詰まりなどでさらに高い出力が必要になると、電気代も大幅に上昇してしまうため、こまめに清掃を行いましょう。
水漏れする
エアコンのクリーニングを行わないと、水漏れを起こすことがあります。水漏れは上手くエアコン内の見ずが外に排出されないために起こるトラブルです。
これを放置することによって、エアコン内部が腐食してしまうことがあります。それ以外にもエアコン周りの壁に汚れた水が原因のシミができたり、設置場所が悪いと漏電して火災に繋がったりする可能性も。
水漏れは危険なのですぐに業者に対応してもらいましょう。
異音がする
ファンを掃除せずに放置していると、エアコンからブーンという音がすることがあります。これはフィルターが詰まっている合図なので、フィルター清掃を行いましょう。
◎場合によってはパーツが壊れることも
エアコンを清掃せずに放置してしまうと、上記のトラブルだけでなく故障に繋がることもあります。そこでエアコンを放置して故障する場合、どこが壊れるリスクが発生するのかも確認しましょう。
電源
エアコンの掃除をしないと、本体内部にホコリが溜まってしまいます。特にエアコンの基盤部分は、静電気を起こすことによりホコリも集めやすいです。
そこでホコリが熱を持つことによって基盤が壊れ、電源が入らなくなってしまうことがあります。
室外機
ホコリが溜まったままのエアコンを使い続けると、モーターが従来よりも高い出力で動くことになります。それによて熱が発生するので、掃除をしないことは室外機が壊れる原因にも繋がります。
◎クリーニングはできるだけ業者に頼もう
フィルターやフロントパネル程度の掃除なら無理なくできますが、それ以外のパーツを素人がクリーニングするのはとても難しいでしょう。
ただし、エアコンのクリーニングを業者に依頼した場合の料金は8,000円~10,000円程度が相場なのに対して、自分でクリーニングを行う場合は洗剤の購入費用なので2,000円程度です。
そのため、インターネットなどでクリーニング方法を調べて、自分でクリーニングをしようとする人もいます。
エアコン内部のパーツはネジが使われている部分も多いです。
機械に触ることに慣れている人ならまだできるかもしれませんが、慣れていない人がエアコンの内部のクリーニングをしようとすると、解体したパーツを元に戻せなかったり、ネジが壊れてしまったりするリスクも伴います。
それに加え、エアコンの仕組みを理解せずに解体してしまうと、漏電や火災が起こることもあります。
そのため、基本的にはエアコンはフィルターの掃除などネジを外さずにできる程度の掃除にとどめ、数年に1回ペースのクリーニングは専門の業者に頼みましょう。
◎業務用エアコンも家庭用同様定期的な清掃が大切!
会社や飲食店などは家よりもたくさんの人が集まりやすく、その分汚れやすいです。そこで汚れを放置してしまうと、たくさんの人に健康被害を及ぼす可能性もあります。
したがって、業務用エアコンは家庭用よりも多い頻度で清掃・クリーニングを行う必要があるでしょう。フィルター清掃などは簡単にできますが、本体のクリーニングは危険なので、数年に1回業者にクリーニングを依頼しましょう。
エアコンのクリーニングは以下の業者でも承っております。お気軽にご相談ください。
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